シングルライふっ

生きてるだけでもう

実家仕舞い

スーツケースを持った観光客たちに揉まれ、マチナカの法律事務所に行く。
親の代からお世話になっている行政書士に書類を提出し、6月には母の財産分与が終わりそうとのこと。

税金や諸経費が引かれるのはこれからだというのに、身内はなぜ「いつ、いくら、遺産が自分たちの口座に入るのか」を今から知りたがるんだろう。
それがすぐ手に入らなきゃ生活できないとでも言うのか。
独り身の私の方がよっぽど悠然としている(だって税金や諸経費が引かれるのは仕方ない。ちなみに身内に子供はいない)。



何がどうなったって基本の暮らしは変わらない。
6月までも、そのあとも。