シングルライふっ

生きてるだけでもう

区切り

10年来のつきあいなのだがお互い忙しくてなかなか会えなかった友人と、久しぶりに飲んだ。
近くの居酒屋の後は、引っ越しでとっ散らかっている私の家で(笑)。

その時開けたのが、私の誕生日に彼女がくれたワイン。

いい具合に枯れていた

あれからお互い、いろいろあったねぇ。
引っ越し先にも遊びに来るといいよ。

と言いながら私が今回、住処も仕事も変えようとしているのは、今までをいったんチャラにしてしまいたいという衝動からではないかとふと思った。
残るものもいくばくはあるだろうけど、おそらく大半とお別れするだろう。
友人の記憶の中にもある、私の元夫の思い出ごと。

ワインは無事、飲み干した。

スープの日

週末。

バタバタ動いたついでに?カレー曜日にした。

 

札幌にはドニチカキップという土日祝日520円で地下鉄乗り放題の、ありがたーいものがあり(1日限りだが)。
それでいつもは降りない駅まで行ってその近くのカレー屋さんを訪ねるという、ささやかな楽しみを最近設定してみたのである(おおげさ)。

 

スープカリーキング 

土曜日のランチタイムなのと、美味しいと評判のお店のせいか、すでに行列ができていた。
店員さん(店長さん?)は慣れてるのか、お客のさばき方が上手。

スープカレーは皿数を少なくしたフルコースだなと思う。
注文時にメインのたんぱく質を決め、スープを決め、ライスの量を決め、野菜や卵、チーズなどのトッピングを決める。
私はこの日、ラムカリーのかぼちゃとしめじトッピング・ライスふつう盛であった。
満足。



 

 

こだわりをひとつ捨てた日

4月3日は父の命日だった。

街の眼科で「疲れ目ですね」の診断を受け、天気も良かったのでほっとした足でその辺を少し歩いた。
六花亭」の札幌店で、観光客に紛れ仏壇用のお菓子を買った。

 


カーネーションみたいなラナンキュラスは、近所のスーパー内の花屋で選んだもの。
少しずつ行動圏が変わってゆく。

目を酷使する今の仕事はそろそろ変えた方がいいな、と急にふっきれた。

 

 

おひとり様カレーツアー

年度末終わりゴージャスに

雑誌のカレー特集を見つつ「週末のランチに市内のカレー屋巡り、やってみたいなぁ」と思い、雑誌を入手してそれきりになっていた。

 

17年前から知るネパールカレーの店。
ここを第一弾とし、生活モチベを上げるため、やっと始めてみましたカレー屋巡り。

あの頃より多分メニューが増えてグレードもアップしている。
店主、私のこと覚えていないだろうな。


注文したダルバートは、ごはん、カレー(味のおかず)、スープ、漬物がセットになってるもので、日本では定食にあたるそうだ。

羊肉がやわらかい。
アチャール(漬物)は酸味があるけど擦りごま?をまぶしてあるのかマイルド。
スープには麦とかいろんなものが入っている。
インドの赤ワインも頼んでみた。

でもなんといっても魂もってかれたのは食後に出たこちら

濃く熱いチャイ

喉から胃の腑へすべり落ちた瞬間にここ最近の疲労が癒され、隣にもしベッドでもあったらそのまま倒れこみ横になりたかったくらいだ(あぶない)。

こういう美味しさってあるんだなぁ。
また来よう。

ジョージアの夕べ

 

松屋のシュクメルリから、在日ジョージア大使のツィッターアカウントをフォローしているのだが。
ジョージアにはその前から興味があった。

昔、某国営放送が料理がテーマの映画を三夜連続で放送したことがあり。
そのうちの一つがジョージア・フランス合作の『シェフ・イン・ラブ』。
おいしそうな料理とロシアとの関係が描かれていて忘れがたい映画だ。

余市にいた頃、ご近所のニセコ町で開催されたジョージアから農業関係者を招いてのパーティに出席したことがある。
ワインのクヴェヴリ製法を北海道にも伝えるのがメインの目的だったようで、あれから6年。

壺を使ってワインを醸すその製法は地道に北海道の地に根付き、先日ジョージア大使が来道しワイナリーを訪問したとニュースに流れた。
生きているとこういう伏線回収みたいな場面に出会える。

パーティ会場で出された食べ物はどれも興味深かったが、大好物のはちみつが一番心に響いた。
養蜂家のおじさんとお話ししたけれど、今どうしているだろう。

 

One For The Road

新居となるあたりを時間を見つけては今から散策しているのだが、知人がライブを行うカフェバーもその界隈にある。
ためしに歩いてみたら20分以上かかった。
住所が碁盤の目とはいかないこのあたりは、けっこう迷う。
たどりついてさっそく熱い紅茶をいただく。

ノンアル中につき

休日の昼に訪れてもよいな。
近くのショッピングセンターで買い物をし、ここで一息ついて家路につく。
そんな週末を想像した。

Myカウントダウン


審査を無事通過したので希望物件への引越しを決めた。

 

母が施設を移ることになった時から、今の施設に近いという理由で決めたこの場所にとどまる必要はないのだと思い、物件を探していた。
今の場所は交通の便が良く、地下鉄駅直結のようなロケーションなので移動にはこれ以上ないくらい便利。
それでも・・・というのは

盛り場が近いため、夏は夜遅くまで酔っ払いの嬌声が上がってくる。
この2年㋙禍だったからまだ静かだったようなものの、今年からはそうはいかなくなるだろう。
火災保険の満期が5月。ちょうどいい。
だめだったらのんびり探そう、と半ばあきらめていたら

あった。
マチナカに近いが住宅街なので、騒音もおそらくそんなにない。
そして緑がある。
この街は自然と都会が一体化しているのだが、中でもグリーンエリアにかなり近い場所にその物件はある。
断捨離とかめんどくさいけど、これを機にやるか・・・と思った瞬間であった。

そしてこの物件の周辺を歩いた時、実家からバスでよく通ったルートだなと懐かしくて涙が出そうになった。
「戻ってきた、って感じですか」と仲介業者に言われたひとことが、決め手となったと思う。